西島悠也|水墨画の基本とは
水彩画を始めようと思ったことはありませんか?
白と黒で構成された水彩画は、美しくてかっこよく、「マネしたい」と思ったことのある人も多いのではないでしょうか。
水彩画の道具は、筆、硯、墨、紙、白い小皿、下敷き、布が基本です。
書道などで馴染みのあるものばかりなので、誰でも比較的簡単に手を出せるはずです。
ただ、どこをとってもシンプルゆえに難しいことばかり。
墨をつくる段階で濃度が決まるので、一口に墨といってもさまざまですし、筆の長さや太さもちょっとした変化で紙にかなりの影響を与えます。
このようにシンプルというのは、やる人からしたら難しいことばかり。
なので、まずは実践が肝心です。
水彩画は手に取って、実践することで感覚をつかんでいくもの。
黒以外の色を使わないのも、初めては難しいかもしれません。
しかし、誤魔化すことができないその特徴が、水彩画の醍醐味でもあるのです。